サイトマップ RSS

どんな人間にも「暴走」したいことがある 『ガルガンチュアとパンタグリュエル』の包容力 松岡正剛 (4/5ページ)

2014.1.26 10:20

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【KEY BOOK】「ガルガンチュアとパンタグリュエル」第3の書(フランソワ・ラブレー著、宮下志朗訳/ちくま学芸文庫、1575円)

 パニュルジュの結婚問題が持ち上がり、この世の議論という議論を次々に通過していくという、異例の展開になる。プラトンの対話篇のラブレー的仕様変えと見てもいい。ぼくがラブレーを読んだのは大学2年の渡辺一夫訳だったが、この第3の書で挫折した。いまではこの「議論という世界」の編集法に感嘆している。

 【KEY BOOK】「ガルガンチュアとパンタグリュエル」第4の書(フランソワ・ラブレー著、宮下志朗訳/ちくま学芸文庫、1890円)

 パンタグリュエルの一行がインド方面に大旅行をして、数々の奇妙キテレツな風習と出会い、ついに徳利明神の御宣託に出会うという物語。のちのガリヴァー旅行記が真似をした。これまで秘めていた教会批判が爆発的な笑いとともに放たれ、その奥から人間社会は「深い寛容」によって充ちるべきだという思想が響いてくる。

ラブレーの草稿に別人が書き加えたものではないかとも

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ