今のソニーの経営を支えるのは、製造部門ではなくゲーム、映画・音楽、金融の3事業だ。「若いころはゲーム、大人になってからは映画・音楽、最後は金融分野で生涯つきあえるようなビジネスモデルを構築すべきだ」(メリルリンチ日本証券の片山栄一調査部長)との指摘も聞こえる。
パソコン事業売却が報じられた今月(2月)5日に、株価が前日比5%も上昇するという皮肉な現象は、ソニーの自信を市場が過信ととらえていたことを示す。
世界を席巻した「SONY」は復活するのか。平井社長は「エレクトロニクス、エンターテインメント、金融でお客さまが感動するコンテンツを常に届けていきたい」と、力を込めた。(米沢文(あや)/SANKEI EXPRESS (動画))