3度目の五輪となる27歳のコストナーは、白を基調にした衣装で「アベマリア」を優雅に演じた。演技点はただ一人の36点台で、圧巻の表現力を見せた。「好きなスケートでこの場に立ててとても幸せ」と満足そうだ。
過去2度の五輪では、重圧に沈んだ。今回は演技直前で難度を上げた、冒頭の2連続3回転ジャンプも成功。初の表彰台も視野に入れたが、フリーへ向けては「(メダルを)考えすぎないことが鍵」と平常心を強調した。(共同/SANKEI EXPRESS (動画))
≪村上 大舞台の重圧≫
得点表示を待つ村上の表情は、いまにも泣きだしそうだった。自己ベストに11.04点も及ばない55.60点が出ると、山田満知子コーチに「ごめんなさい、ごめんなさい」。
「五輪という試合の圧迫があって、圧倒された」。最初の2連続3回転ジャンプは、鮮やかに成功。だが、3回転フリップへの助走でスピードに乗れず1回転となって、暗転。