すでにソチ五輪を最後に現役を引退することを明かしている金妍児は、23歳の浅田と同年。ジュニアの時代から長くしのぎを削り、同じ時代に生まれたことを恨んだこともあったという。
4年前のバンクーバー大会では金妍児が金、浅田が銀。宿命のライバルは常に注目を集め続け、日韓のメディアもこれをあおってきた。SPの浅田の失敗。フリーでみせた復活の演技。終了時の浅田の涙に、金妍児も「こみあげるものがあった」と会見で話した。
2人しか分からない、共有する思いがあるのだろう。解き放たれたエキシビションでは、2人が手を握り滑るような演出もあるかと想像したが、少し距離を置いたまま、時間は過ぎた。いつか2人に、誰にも邪魔されない時間があればいいと思う。(EX編集部/撮影:大里直也、共同/SANKEI EXPRESS (動画))