フィリーズとのオープン戦に登板し、実戦デビューを飾った田中将大(まさひろ)=2014年3月1日、米フロリダ州タンパ(川口良介撮影)【拡大】
打者8人に対して32球。直球は最速94マイル(約151キロ)を計測し全て試した6種類の変化球で何度も空振りを奪った。「まだ2回投げただけ。これで通用すると言ったらどうなるんですか」と、本人は謙虚だったが、全米と日本中から注目が集まるプレッシャーのなか、デビュー戦を無難に乗り切ってみせた。
課題は胸の中に
並みのルーキーではない。7年総額1億5500万ドル(約160億円)の大型契約を結び、楽天に支払われた移籍金2000万ドル(約20億円)を合わせると、ヤンキースが投じた資金は180億円に上る。
ヤ軍復活を田中に託すジラルディ監督は「速球が低めに制球され、スプリットも良かった。いろんな能力があることを見せてくれた」と、絶賛。黒田も「落ち着いて投げていた」と、冷静な投球を評価した。