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愛しのラテンアメリカ(4)キューバ 規制緩和策 人々の意識に変化 (3/4ページ)

2014.3.4 14:50

首都ハバナの街中で果物や野菜を販売する行商。バックには見事なストリートアートが描かれていた=キューバ(緑川真実さん撮影)

首都ハバナの街中で果物や野菜を販売する行商。バックには見事なストリートアートが描かれていた=キューバ(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • ターミナルにバスが到着し、一斉に呼び込みが始まる=キューバ・トリニダ(緑川真実さん撮影)
  • 商品というよりは、中古でいらなくなったものをただ並べていた店。通りに面した家の部屋を店舗に改装している人も多い=キューバ・カマグエイ(緑川真実さん撮影)
  • ずらっと並んだCDなどに釘付けの少年=キューバ・ハバナ(緑川真実さん撮影)
  • 首都ハバナで「赤ちゃんの服売ります」と書かれた看板を玄関に掲げていたお宅=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • 日本語で書かれた看板を持つ客引きの女性。異国で母国語を発見するとつい惹かれてしまう=キューバ・トリニダ(緑川真実さん撮影)
  • キューバ・首都ハバナ、カマグエイ、トリニダ、サンティアゴ・デ・キューバ

 変化のうねりにあるキューバに寂しさを覚えるのは、一観光客の勝手な感傷に過ぎないが、初めて訪れた2003年の光景が懐かしい。

 当時、必要最低限の日用品すら品薄で、お腹が空いても飲食店が少なく、質素な国営レストランを探すのに一苦労した。平等を実現するために払われる「不自由」という代償を身をもって知った。でも、私はこの国が大好きになった。

 それは、物も情報も発展もない国では、「人の存在」が驚くほど濃かったからだ。何もないから、色や音が加わったんじゃないかというほど強烈な、人間から湧き出るパワーやエネルギーに満ちていて、一人として似たような印象の人はいなかった。まさに十人十色。その濃密ぶりが、今回はずいぶんと薄くなった印象だった。

フリーカメラマン 緑川真実略歴

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