≪「クリミアを諦めない」 キエフで志願兵相次ぐ≫
ウクライナ南部のクリミア半島で、ロシア黒海艦隊の部隊がウクライナ軍部隊に降伏するよう最後通告を突きつけたとの報道は、ウクライナの首都キエフにさらなる緊張と不安をもたらした。黒海艦隊当局者は報道を否定したが、キエフでは志願兵への登録が相次ぐなど、国民の防衛意識が急速に高まっている。
かつてない雰囲気
「ウクライナがクリミアを手放すことはない」
ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は3月3日、キエフでの記者会見でこう述べ、ロシアの特殊部隊が事実上、掌握しているクリミア半島をウクライナが諦めることは決してないことを明確に示した。
ロシア軍が圧力を強める中、キエフのウクライナ国防省には志願兵に登録しようと、若者から中高年までが続々と詰めかけた。ロシア系住民が多い南部や東部からも志願者が後を絶たないといい、国防省報道官は「これほどの愛国的な雰囲気はかつてない」と明言した。