キャンプ地の米フロリダ州タンパで、ダッシュを繰り返して調整するヤンキースの田中将大。市場拡大を狙う大リーグは、人材確保の面でも海外に目を向け、「世界ドラフト」構想まで浮上している=15日(川口良介撮影)【拡大】
≪広がる日米の年俸格差 スター選手流出≫
ヤンキースに入団した田中だけでなく、広島のエース、前田健太(25)も将来的にメジャー挑戦を表明するなど、日本のプロ野球で若くして実績を残した選手が大リーグへ移籍するのは、もはや自然の流れになっている。MLBへの選手“供給源”に成り下がった感のあるプロ野球。スター選手流出は歯止めがきかない状況だ。
両者で最も拡大しているのが年俸面の格差。昨季、プロ野球の1軍選手の平均年俸が3733万円(労組・日本プロ野球選手会調べ)だったのに対し、メジャー選手の平均年俸は339万ドル(約3億4000万円)と約9倍の差がある。これだけ差があっては、日本人選手のメジャー挑戦に拍車がかかるのは当然だろう。
昨年(2013年)、新ポスティングシステムに関する交渉では、日本野球機構(NPB)の交渉力不足も露呈した。福島氏は「MLBは10年、20年先を見据えたビジョンを持っている。NPBも機構としてのあり方を真剣に議論すべき時期に来ている」と話している。(SANKEI EXPRESS)