サイトマップ RSS

愛しのラテンアメリカ(5)キューバ てらいのない人柄 最大の魅力 (3/4ページ)

2014.3.18 17:55

首都ハバナの宿の1階で働いていた靴磨き歴54年のアンヘル。若い頃は柔道3段で、国の代表候補にも選ばれるほどだったが、腰を痛めて選手生活に別れを告げ、靴磨きになったという。「あの時は本当に悔しかったよ」当時の思いを噛み締めるように回想していた=キューバ(緑川真実さん撮影)

首都ハバナの宿の1階で働いていた靴磨き歴54年のアンヘル。若い頃は柔道3段で、国の代表候補にも選ばれるほどだったが、腰を痛めて選手生活に別れを告げ、靴磨きになったという。「あの時は本当に悔しかったよ」当時の思いを噛み締めるように回想していた=キューバ(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 古い街並が残り、観光客に人気の首都ハバナ旧市街の広場=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • 首都ハバナの街角で、三つ編みがかわいらしい女の子を見つけてぱしゃり。後ろにいるCD屋の女性も興味深そうに見つめる=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • 昼間、人が誰もいないトリニダのバス停で、1人ベンチに座っていた女性。カメラを向けるとにっこり=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • トリニダから蒸気機関車のツアーでよった村で知り合ったおじいさん。家に私を招き、とれたての野菜をプレゼントしてくれた=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • キューバ・首都ハバナ、カマグエイ、トリニダ、サンティアゴ・デ・キューバ

 東日本大震災の被害を心配する声を一番多くかけてくれたのも、キューバ人だった。

 「地震は大丈夫だったか?」

 「原発はどうだ?」

 日々触れる情報量が少なく、同じ島国という共通点ゆえかもしれないが、彼らの気遣いを嬉しく感じた。

 「bad time good face(苦しいときこそ笑顔で)」は、冒頭の夫婦がキューバ人を表現した言葉。外では楽しそうだけど、家に帰ると実際の生活は本当に「PROBLEMA(問題だらけ)」だと打ち明ける。彼らはアメリカに住む親族の仕送りでどうにか生活できるが、海外からの仕送りが止まったらこの国は飢餓で死んでしまう、なんて発言を聞くと問題の奥深さにはっとする。

 最後の滞在地、ハバナで出会った74歳のバリエンテは、昨今の規制緩和政策で洋服屋を始めた一人。彼は実に力強く、誇らしく言う。

フリーカメラマン 緑川真実略歴

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ