首都ハバナの宿の1階で働いていた靴磨き歴54年のアンヘル。若い頃は柔道3段で、国の代表候補にも選ばれるほどだったが、腰を痛めて選手生活に別れを告げ、靴磨きになったという。「あの時は本当に悔しかったよ」当時の思いを噛み締めるように回想していた=キューバ(緑川真実さん撮影)【拡大】
「僕らは子供の頃から闘うことを学んだ。だからもっと働いて、私は闘い続ける。それがキューバ人だ」と。(写真・文:フリーカメラマン 緑川真実/SANKEI EXPRESS)
■みどりかわ・まなみ 1979年、東京都生まれ。フリーカメラマン。高校時代南米ボリビアに留学、ギリシャ国立アテネ大学マスメディア学部卒業。2004年のアテネ夏季五輪では共同通信社アテネ支局に勤務。07年、産経新聞社写真報道局入社。12年に退社後、1年半かけて世界ほぼ一周の旅。その様子を産経フォト(ヤーサスブログ)とFBページ「MANAMI NO PHOTO」でも発信中。好きな写真集は写真家、細江英公氏の鎌鼬(かまいたち)。