タワーマンションを背にした都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅前交差点。2020年の東京五輪選手村の最寄り駅とされ、駅近くの「中央区勝どき3丁目」は前年比10.9%の上昇率を記録し、全国の住宅地の上昇率トップ10に入った=2014年3月14日、東京都中央区(原田史郎撮影)【拡大】
この結果、全国で地価が上昇した地点は7102地点となり、前年の2008地点を大きく上回った。また、全ての都道府県で住宅地、商業地ともに前年より下落率が縮小するか、上昇に転じ、地価の回復傾向を裏付けた。
東日本大震災の被災地では、復興事業による土地の需要増を背景に、住宅地では宮城県が2.5%上昇(1.4%上昇)と2年連続で都道府県別の上昇率でトップとなり、福島県も1.2%上昇(1.6%下落)に転じた。宮城県石巻市の高台は上昇率が15.1%で、3年連続で住宅地の上昇率で全国1位だった。
地価の最高地点は、東京都中央区銀座4丁目の「山野楽器銀座本店」。前年比9.6%上昇の1平方メートル当たり2960万円で、全国トップは8年連続となる。
≪東京五輪効果 湾岸マンション活況≫
今年の公示地価では、2020年の東京五輪開催決定を背景に、競技施設や選手村に近い東京湾岸部の住宅地の地価上昇が鮮明になった。五輪開催に向け都心部との交通アクセスなどが良くなるとの期待もあり、足元では高層マンションの販売が活況を呈している。