≪「消費の谷」警戒 アベノミクス次の矢は≫
消費税率が17年ぶりに上がり、駆け込み需要に沸いた小売り現場は一転して消費の谷に身構える。税率10%への再増税判断が年末に迫り、家計には出口の見えない負担増が続く。景気と財政を両立できるのか。アベノミクスの行く道は険しい。
「ギブアップ」
増税前の最後の週末。ダイエー新浦安店(千葉県浦安市)では、買いだめの動きがティッシュペーパーや冷凍食品、菓子にも広がった。「3%(の上昇)は大きい。1円でも安い方が助かる」。主婦(69)は洗剤やシャンプーを大量に買い込んだ。
平日の3月31日もヤマダ電機の東京都豊島区の店舗は客でごった返した。電子レンジや掃除機など当日持ち帰り可能な家電がよく売れた。3月は百貨店も軒並み売り上げを3割程度伸ばした。