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庶民の気分で「新発見」を楽しもう 「のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ-」 (2/3ページ)

2014.4.7 14:25

「江戸城辺風景図」亜欧堂田善_寛政年間後半~文化年間_東京芸術大学蔵(サントリー美術館提供)

「江戸城辺風景図」亜欧堂田善_寛政年間後半~文化年間_東京芸術大学蔵(サントリー美術館提供)【拡大】

  • 「蚤図」山田訥斎_19世紀_個人蔵(サントリー美術館提供)
  • 重要文化財「雪華文蒔絵印籠」(原羊遊斎)1832~40年_古河歴史博物館蔵(サントリー美術館提供)

 16世紀にオランダで発明された顕微鏡は、18世紀半ばに日本に伝わり、蘭学者らに利用される一方で、庶民にも“ミクロの世界”の新しい発見を広めた。古河藩の土井利位(としつら)が観察、記録した雪の結晶「雪華(せっか)」は、着物の柄になったり、「雪華文蒔絵印籠(せっかもんまきえいんろう)」(重要文化財、原羊遊斎、1832~40年)にデザインされたりと、江戸期のアートを彩る。

 16世紀末に発明された望遠鏡も約20年後には徳川家康に献上された。その後日本製も作られ、お金を取ってのぞかせる見せ物がはやる。

 同じ見せ物でまたまた笑ってしまったのが、「新卑姑射文庫 三編」(高力猿候庵原画/小田切春江写)。7枚の鏡を並べ、見物客が前に立つ。鏡は凹面や凸面で、見物客の顔は小さくなったり、大きくなったり、長くなったり…。

 筆者は「自分自身の顔を、お金を出して見ることさえおかしいのに、みんなから笑いものにされている」と、皮肉たっぷりだ。

 ファン垂涎の名画も

 企画展は、(1)〈遠近法〉との出会い(2)〈鳥の眼〉を得た絵師たち(3)〈顕微鏡〉でのぞくミクロの世界(4)〈博物学〉で観察する(5)〈光〉と〈影〉を描く-に分かれる。

ガイド:「のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ-」

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