ここで重要なのは、プーチン大統領が「中国との軍事政治同盟の形成など問題にしていない」と明示的に述べたことだ。ロシアは軍事のみならず政治においても、中国と枢軸を形成することを意図していない。プーチン大統領は、ロシアも中国も帝国主義国なので、適宜取引をしながら、それぞれの国益の極大化を図っていくことを考えているのである。
少し前になるが、3月22日に露国営イタルタス通信社の「ロシアと中国は重要な戦略的・歴史的パートナーである。両国の発展にとってのみならず、現在の国際関係ならびに世界経済システム全体にとって、こうしたパートナーシップの意義はどこにあるとみているか?」という質問に対して、プーチン大統領はこう答えた。
<ロシアと中国は、ともに国際社会における影響力のあるメンバーであり、国連安保理常任理事国であり、世界有数の経済大国である。であるから、我々の間に横たわっている戦略的パートナーシップは、2国間のものとしても、グローバル規模のものとしても、大きな意義を有している。(中略)