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書物を飾る「帯」たちの言い分 帯から読むか、パラパラめくるか 松岡正剛 (2/2ページ)

2014.5.1 19:10

ここにはぼくが帯コピーを頼まれたものばかりが並んでいる。これまで30冊ぐらいあったろうか(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)

ここにはぼくが帯コピーを頼まれたものばかりが並んでいる。これまで30冊ぐらいあったろうか(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)【拡大】

  • 【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)
  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 帯の文化は悪くない。その本の狙いを版元や担当編集者がどのように見ているのか、よくわかる。ただし店頭で読めなければ意味がないので、細かい芸当は出しにくい。だからその風情は、まさに日本の着物の帯や半襟や羽織のような印象にも当たるのだ。

 その一方、帯に頼らなければ売れなくなってしまった出版文化には問題もある。帯の文句が粗製乱造になり、読者にメッセージが伝わらない。学術書の帯など、とくに工夫がない。「知」を鮮やかに彩るための言葉が払底してしまっているのである。電子書籍時代、あらためて「帯のバロック」の胎動を期待する。(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長 松岡正剛/撮影:フォトグラファー 小森康仁/SANKEI EXPRESS

 ■まつおか・せいごう 編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。80年代、編集工学を提唱。以降、情報文化と情報技術をつなぐ研究開発プロジェクトをリードする一方、日本文化研究の第一人者として私塾を多数開催。おもな著書に『松岡正剛千夜千冊(全7巻)』ほか多数。「松岡正剛千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/

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