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ときにはポップアップブックで遊んで見る 本だって「ビックリ箱」や「覗きカラクリ」になる 松岡正剛 (1/5ページ)

2014.3.30 14:25

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【BOOKWARE】

 わが子供時代には、紙芝居屋さんとともに覗きカラクリ屋さんがいた。絵本は家で母親と一緒か一人で見るもの、紙芝居は町内で近所のモッちゃんやタケダの兄ちゃんやヨコシマタカコちゃんと見るもの、覗きカラクリは年に一度の縁日で見るものだった。どれもどきどきするほどのスペクタクルに満ちていたが、それが話のせいなのか、絵のせいなのかはわからなかった。

 「飛び出す絵本」や「立ち上がる絵本」は中学生になってから知った。京都三条の中学校近くのアメリカ文化センターに行ったとき、おそらくはグリム童話かディズニーの絵本だったろうと思うのだが、ポップアップブックに出会った。こんなビックリ箱みたいな本があるんだと思った。

 「スペクタクル」とはもともとは「めざましいもの」とか「見世物」という意味だ。それが18世紀半ばくらいから、博物学や地誌学が充実してくると、精密な銅版画や石版画で風景や動植物や庭園を見せるようになった(これをピクチャレスクと言った)。

日本にも桃山時代から「起こし絵」というものがあった

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