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ときにはポップアップブックで遊んで見る 本だって「ビックリ箱」や「覗きカラクリ」になる 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.3.30 14:25

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

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 【KEY BOOK】「ゆかいなきかんしゃ」(ウィルバー・オードリー著、上野和子訳/大日本絵画、1995円)

 幼い子にはこのへんから。有名シリーズだが、必ず子供たちの目が奪われる。 大日本絵画はポップアップ絵本を一手に供給しているユニークな版元で、幼児用には「しかけえほん」シリーズなども組む。本書もそのひとつ。業界では「モデル・グラフィックス」という言い方もする。機械、恐竜、花、地図帳なども子供の頃にポップアップで見ておくと、発想力が豊かでおもしろい若者が育つのではないか。

 【KEY BOOK】復刻版のぞきからくり絵本「ヴェルサイユ庭園」(大日本絵画、2625円)

 19世紀にはさまざまな「覗きカラクリ」が発明され、ジオラマや連続写真劇場などとともに、パノラミックに展示されていた。たいてい箱仕掛けだった。本書はそうした手作りスペクタクルを本仕立てにしたもので、一冊が蛇腹折りになっていて、円形の覗き穴からこれを覗くと、ヴェルサイユ宮殿の庭園が遠近法にもとづいて立ち上がって遠望できる。上の写真ではその雰囲気を出してもらっている。いわば本の万華鏡なのだ。

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