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軍事介入はウクライナ暫定政権の思うつぼ (1/3ページ)

2014.5.10 08:40

  • ウクライナ・ドネツク州スラビャンスク、ドネツク州ドネツク(州都)、ルガンスク州ルガンスク(州都)。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演 説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。
  • 作家、元外務省主任分析官、佐藤優(まさる)氏(共同)

 【佐藤優の地球を斬る】

 モスクワで5月7日、ロシアのプーチン大統領とOSCE(欧州安全保障機構)議長国であるスイスのブルカルテル大統領との会談が行われた。会談後の共同記者会見の席で、プーチン氏は、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で反政府勢力が11日に予定している住民投票の延期を要請した。ブルカルテル氏は、OSCEが近くウクライナ情勢の正常化に向けたロードマップ(工程表)を発表すると述べた。ブルカルテル氏によれば、ロードマップは戦闘の停止、武装解除、円卓会議の実施、ウクライナ大統領選挙の4段階で行われると述べた。

 ウクライナ暫定政権は、今月(5月)25日に大統領選挙を予定している。しかし、25日までにロードマップの大統領選に至る条件を満たすことは不可能だ。共同記者会見で、プーチン氏は、ウクライナ大統領選挙の延期が望ましいと述べたが、OSCEもロシア寄りの姿勢を示したことになる。プーチン氏の目的は、ウクライナをロシアとNATO(北大西洋条約機構)の間の「緩衝地帯(バッファー)」にすることだ。そのためにはウクライナを連邦化し、東部と南部はロシア、西部のガリツィア地方はNATOの勢力圏とし、首都キエフを含む中央部は、双方の勢力が均衡した状態にする必要がある。ウクライナの親露派の一部が東部、南部をロシアに編入することを要求しているが、プーチン氏にとっては有り難迷惑な話だ。

ウクライナの親露派勢力 プーチン氏の要請を無視

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