具体的な品目では(1)全ての飲食料品が対象(2)酒類を除く(3)外食も除く(4)菓子類も除く(5)飲料も除く(6)加工食品も除く(生鮮食品が対象)(7)コメ、みそ、しょうゆが対象(8)精米が対象-といった8案を示した。税率1%当たりの税収減は(1)が6600億円で最も大きく、最小は(7)と(8)の200億円と試算されている。
新聞や出版物を対象にするかどうかは、今後の関係団体への聞き取りなどを通じて検討される見通しだ。
事業者には「新たに区分経理事務が発生する」とし、現行の請求書を使う方式を基にした2案と、欧州で導入されているインボイス方式の2案を示した。納税事務がより厳密なインボイス方式は「消費税が適正に納税される」と評価した。
論点では「軽減税率の対象範囲と社会保障の充実・安定との関係は、広く国民的な議論が必要」とも指摘し、対象拡大は社会保障財源に影響を与えるとの懸念も示した。
≪商品の売れ行き左右 対象の線引き難航必至≫
自民、公明両党がまとめた消費税の軽減税率をめぐる論点は、対象品目を線引きする難しさを浮き彫りにした。経理方法の4案も一長一短で、簡単には決まりそうにない。年末の具体策決定に向けた議論のポイントを整理した。