相模湾沖を航行する海上自衛隊の掃海艇「あいしま」=2012年10月8日(河田一成撮影)【拡大】
「戦争に巻き込まれる」は間違い
これが現実である。「米国の戦争に巻き込まれるから、機雷掃海は反対だ」と騒ぐのは間違っている。
日本にとって朝鮮有事や台湾有事は人ごとではない。避難する邦人を乗せた外国船を守るなら、機雷掃海も当然必要だ。シーレーンの安全確保も、通商国家の日本にとって死活的に重要だ。
また、南シナ海は、核ミサイル搭載の中国原潜が潜み、米海軍とにらみあっている。世界の商業海運の半分が通過する大動脈でもある。「航行の自由」が何よりも求められる海だ。
日本が積極的に掃海活動にあたる構えを示し、中国が機雷戦への誘惑にかられることを抑えることは日本の存立にかかわることである。(論説委員 榊原智(さとし)/SANKEI EXPRESS)