新鮮なエビが使われたシュリンプカクテルのピリ辛メキシカンソース(950円)。小麦粉で作られたアメリカーノトルティーヤが添えられる。※価格はすべて税抜きです=2014年6月17日、京都市中京区(恵守乾撮影)【拡大】
【京都うまいものめぐり】
ブラジルW杯とともに、今注目を集めているのが中南米料理。目の覚めるような辛さでクールダウンさせてくれる料理の数々は蒸し暑い古都にもぴったり。京の地で20年以上店を構える「ラホヤ」はカリフォルニアスタイルでメキシカンフーズを提供するお店だ。店名はメキシコとの国境近くのカリフォルニア州サンディエゴの高級リゾートから取った。御池通から2軒入ったお店は看板こそ目立たないがメキシコらしい大きなサボテンが出迎えてくれる。
オーナーの十塚圭さん(48)はサーフィンが趣味ということもあり、20代の時、サーフィンのメッカである米カリフォルニアを旅した。その際、現地の食生活に根付いたメキシコ料理のおいしさに心ひかれたという。
「味とインパクトにまず驚きました。当時のメキシコ料理は日本ではまだまだマイナー的存在だったので、片手で気軽に食べられるようなメキシコ料理を紹介したい」と思い、専門店のオープンを決めた。