中国・上海市【拡大】
利益優先、管理後回し
ファミリーマートの中山勇社長は7月23日朝、東京・池袋の店舗で記者団に囲まれた。3年がかりで実現した新業態店舗のお披露目だったが、記者の質問は中国からの鶏肉輸入問題に集中した。
「チェック体制に不備はないと思っていた。(取引相手の)経営サイドの信頼性に頼るしかない」
中山社長は説明に追われた。ファミリーマートと取引を仲介した伊藤忠商事は今年3月以降、中国の現地工場を視察した。安全性の確認を進めてきただけに、どうすれば再発を防げるのか課題が残る。
さらに冷凍食品をはじめ多くの製品が中国頼みになっているのが日本の食品業界の実情だ。「中国の工場で生産・加工して日本に輸入するのは一般的で、食品業界の中国への依存度は大きい」(流通大手)と苦しい胸の内を明かす。