五輪など国際競技大会の開閉会式は、回を追うごとにアトラクションの演出が派手になってきたが、2008年北京五輪開会式で張芸謀総監督を補佐した経験がある陳氏は、「南京ユース五輪の開会式の演技者は、これまでのトップクラスの大型イベントの中で最も少なくなる。北京五輪開会式の演技者は1万4000人に達したが、我々はその3分の1ほどでしかない」と説明した。
開会式は五輪などと同様、式典とアトラクションの2部構成となる。アトラクションの参加者の95%は青少年で、南京芸術学院から選抜した舞踏専攻の学生500人が斬新なダンスを披露するという。陳氏は「今回の500人が発揮する表現力は、2000人以上の効果がある」と主張。中国メディアは「費用はここ十数年のトップクラスのイベントで最低となる」と“節約大会”を強調した。
市民の不満をそらす
“節約”を原則に掲げるのには、2つの狙いがうかがえる。1つはイベントに巨額の公的資金を投入することに対する、一般市民の不満の矛先をそらすこと。そして、もう1つが、五輪の肥大化という現状の改善を迫られている国際オリンピック委員会(IOC)に向けたアピールだ。