閉会式前日、大会観戦に向かう途中の高校生を乗せたバスが、トラックと正面衝突し、7人が死亡した。組織委員会は追悼のためにアトラクションを中止。黙祷で始まった閉会式は、選手団の行進、国際パラリンピック委員会(IPC)会長のあいさつ、次回開催都市へのパラリンピック旗の引き渡し、聖火を消すことなど、IPCの規定で実施が定められたものに限られた。哀しみに包まれた式典ではあったが、短時間に凝縮され、最も印象に残る式典となったことを覚えている。
北京五輪の開会式では「口パク」や花火の合成映像などが問題となった。10年広州アジア大会の開会式では、総合演出を担当した陳氏が娘を炬火の点火者に起用して、「大会を私物化している」などの批判が沸騰した。
南京ユース五輪の開会式は、習近平国家主席(61)が繰り返し口にしている「中国の夢」が主題の1つになるという。数に頼らず、カネに頼らず、どんな開会式を見せてくれるのか、お手並み拝見だ。(中国総局 川越一(かわごえ・はじめ)/SANKEI EXPRESS)