3000メートル級の山岳がたくさん盛り込まれた「ツアー・オブ・青海湖」。循化サラール族自治県からスタートした第8ステージ、最高地点海抜3594メートルの達里加山を登っていく=2014年・7月13日、中国・青海省(田中苑子さん撮影)【拡大】
また標高の低い市街地では30度を超す暑さに見舞われ、逆に山間部では天気が悪いと気温は10度以下となり、選手は凍えながら険しい山道を下るというなんとも過酷なレースだった。
≪景色一変 美しい湖のあとは…≫
私たち一行はそれぞれの出発地から上海を経由して、青海湖の玄関口となる青海省の省都、西寧市へと降り立った。高地順応が必要となるため、通常は大会前日に現地に入ることもある。しかし、今回はどんなに遅くとも2日前には現地に入り、選手たちはメディカルチェックを受け、軽いトレーニングをしながら、身体を高地に慣らしていった。大会3日目になると本格的な山岳がコースに組み込まれ、険しい山を登って海抜3000メートルを超える青海湖へと到着した。