アマゾンが手がける新規事業の代表格がこの日から発送が始まったファイアフォンだ。内蔵カメラで商品の外観を撮影すればアマゾンの物販サイトへのリンクが表示されるといった先端機能が特徴で、購入者には物販サイトでの2日以内に届く商品配送料が無料になるなどするプライム会員の年会費99ドル(約1万円)を1年間無料にするといった特典もある。米国で拡大するスマホ経由の物販の囲い込みが狙いだ。
またファイアフォンはハード面でも先端性をうたっている。4台のカメラで画面と利用者の顔の位置を測定し、利用者が画面をのぞき込む角度に応じて3D(3次元)画面を変化させることで、より立体的な映像表現を実現した。さらに本体を傾けるだけで画面がスクロールするオートスクロール機能も備えるなど、操作性も向上させた。
性能に辛口評価も
アマゾンは6月以降、プライム会員を対象にした音楽のストリーミング(逐次再生)配信サービスや、月約10ドルの会費で60万冊以上の電子書籍が読み放題になるサービスも開始。相次ぐ新規事業は「推定約2000万人のプライム会員の裾野を広げて収益基盤を拡大する戦略」(米メディア)とみられている。