しかしアマゾンは物販では圧倒的な存在感があっても、その他の市場では後発にすぎず、新規事業の成功が約束されているわけではない。
ファイアフォンについては先端技術満載の商品性に対して「物販促進だけが目的ではなく、アマゾンは本気でスマートフォン市場を獲りにきている」(ITジャーナリスト)との声もあるが、「電池の持ちが悪い」「米アップルや韓国サムスン電子のスマホに比べてアプリが少ない」といった辛口の評価も目立つ。音楽配信や電子書籍の読み放題サービスでも、先行するライバル企業に比べてコンテンツが少ないといった弱さが指摘される。
株価大きく下落
また、アマゾンが11年に投入したタブレット端末「キンドルファイア」が市場で、2%程度のシェアしか得られていないことも先行きの厳しさを物語る。4~6月期決算は売上高は前年同期比23%増の193億4000万ドル(約1兆9700億円)と好調だったが、新規事業への投資がかさんだ結果、3四半期ぶりの最終赤字に転落した。