中間貯蔵施設の候補地=2014年8月17日現在、福島県双葉郡双葉町、双葉郡大熊町、双葉郡楢葉町、東京電力福島第1原発【拡大】
Q 福島側は施設を受け入れるのですか
A 佐藤雄平知事は「内容を精査したい」と述べており、今後、県と地元の町で協議して対応を決める方針です。
Q 交渉が難航してきた原因は何ですか
A 最大の原因は国と福島側の認識の差です。政府は「福島の復興に必要不可欠な施設」と訴え、地元に協力を求めました。しかし福島側は未曽有の原発事故で甚大な被害を受けたのに、さらに「前例のない迷惑施設」まで押しつけられると受け止めています。
Q 交渉はいつ始まったのですか
A 政府は昨年(2013年)12月、建設受け入れを正式に要請し、本格的な交渉が始まりました。しかし福島側の反発は強く、何度も計画を変更しました。