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【湘南の風 古都の波】夏の夜にゆらめく光 (4/4ページ)

2014.8.19 06:25

ろうそくの炎が境内を柔らかく照らし、本堂大屋根のライトアップで浮かび上がる=2014年8月2日、神奈川県藤沢市片瀬の龍口寺(渡辺照明撮影)

ろうそくの炎が境内を柔らかく照らし、本堂大屋根のライトアップで浮かび上がる=2014年8月2日、神奈川県藤沢市片瀬の龍口寺(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 千躰堂には黒地蔵尊の分身とされる小さなお地蔵様が並ぶ=2014年8月10日、神奈川県鎌倉市二階堂の覚園寺(渡辺照明撮影)
  • 地獄の苦しみを和らげる覚園寺の黒地蔵=2014年8月10日、神奈川県鎌倉市二階堂の覚園寺(渡辺照明撮影)
  • 境内の十三仏やぐらでもろうそくがともされ、祈りがささげられた=2014年8月10日、神奈川県鎌倉市二階堂の覚園寺(渡辺照明撮影)
  • 材木座の光明寺では7月27日、献灯会が行われ、提灯を手にしたお稚児さんたちの行列があった=2014年、神奈川県鎌倉市(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 「地獄に落ちた人にも情けを施す。昔の人にとってそれはビックリすることでした。地獄に落ちるほどの無理難題を抱える人も、もしかしたら何か願いをかなえてもらえるかもしれないということで、小さなお地蔵様を借りて持ち帰ったのが始まりのようです」

 借り受けた仏像を返すときに自分で彫った一体をそえて奉納する。それが重なり「千躰仏」と呼ばれるほどに増えた。一時は廃れていたが、10年ほど前に新しいお堂が建てられ、再び広く親しまれるようになったという。

 社会にはさまざまな事情を抱えた人が生きている。対立や憎悪、あるいは排除といった負の関係を乗り越えるインクルージョン(包摂)の考え方はすでに室町時代からあった。

 黒地蔵に嵐の夜も長い列ができる。さまざまな痛みに対し、社会が少しだけ、理解を増している。その反映と見ることはできないだろうか。(文:編集委員 宮田一雄/撮影:写真報道局 渡辺照明/SANKEI EXPRESS

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