●(=龍の下に共)さんは「私は自分の病気との闘いの経験を通じて患者を励まし、またより多くの人にALS患者について知ってもらいたい」と自伝執筆の理由を説明している。おそらくアイス・バケツ・チャレンジが流行しなければ、中国メディアがALSについて報じることも、●(=龍の下に共)さんの自伝を紹介することもなかっただろう。
もっとも、アイス・バケツ・チャレンジに参加したIT業界の有名人らには、辛辣(しんらつ)な意見も浴びせられている。「格好ばかりの無意味な行為にすぎない」「多くの参加者はそもそも慈善活動自体に関心を持っていない」-。“売名行為”との批判の陰には、富裕層に対する一般国民の反感がうかがえる。
河南省の市民からあがった反発の声は、また切実だ。中国紙、新京報によると、河南省は今年、63年ぶりともいわれる大干魃(かんばつ)に見舞われている。特に被害が大きい魯山県では、23本の河川のうち20本で水の流れが止まり、37カ所のダムのうち33カ所で水が涸れた。