娯楽化を戒める政府
数万人の飲み水にも困っている状況で、河南省全体では被災者は2000万人以上、経済的な損失は72億元(約1200億円)にものぼるという。
河南省の複数の市民は、空のバケツや容器を逆さに掲げて「水をくれ」と叫び、節水を呼びかけるパフォーマンスで、アイス・バケツ・チャレンジに対する抗議の意思を示した。ただ、この活動に対しても、中国のインターネット上では、「地域の宣伝効果を高める狙いがある」などと、批判的な声も寄せられている。
アイス・バケツ・チャレンジを取り巻くこうした事態には、中国民生省も高い関心を示しており、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」上で、「イベントの実際の効果を重視し、娯楽化、商業化の傾向を避ける」よう呼びかけたという。
もし、習近平国家主席(61)や李克強首相(59)が指名されたら-とも考えたが、実現する可能性は極めて低い。中国で純粋なチャリティー活動が根付くのは、いつの日になるのだろうか。(中国総局 川越一(かわごえ・はじめ)/SANKEI EXPRESS)