鳥谷選手にはそのボールをファウルされたが、そこは相手も一流のプロ選手。まして、真っ向勝負の直球が予測できる球宴なら、当てることはできる。ただ、それも甘いボール限定といっていい。低めに配球されたり、変化球を適切に混ぜられたら対応は難しくなる。
大リーグに同じタイプの投手はなかなか見当たらないが、あえて挙げれば、09年全米ドラフト1位でナショナルズに入団し、100マイル(160キロ)超の速球を誇るスティーブン・ストラスバーグ投手の若かりし日をほうふつさせる。
育成は日本ハムの使命
近年、大谷選手の好敵手、藤浪晋太郎投手(阪神)をはじめ、150キロ台の直球を投げ込む投手は珍しくなくなってきた。選手の身体能力の向上が要因の一つだろう。日本人の食文化が、肉食中心の欧米化に傾いていることも無関係ではない。ウエートトレーニングをはじめとした体をつくる技術の進歩も貢献している。大谷投手も体がさらにできてくれば、直球のスピードもさらに1、2キロ上がる可能性が高い。