自治体の動きも活発化している。全国知事会は7月、少子化問題に対して「国家の基盤を危うくする重大な岐路に立たされている」と非常事態宣言を出した。各都道府県では、対策会議や専門チームを設置して少子化対策などを議論しているところも多い。
ただ、各省庁が予算要求に盛り込んだ対策をみると、既存事業の看板を付け替えただけのものが多く、内容が重なっている施策も目立つ。来年度予算の一般会計要求総額は過去最大の101兆円超に膨らんでおり、財政面での制約も大きい。自治体や民間のアイデアも取り込んで有効な対策を示せるか、政権の本気度が問われている。
≪2060年には8700万人 高齢者4割≫
Q 日本の人口は減っていくのですか
A 現在の推計人口は約1億2700万人で、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は2013年で1.43です。この水準が続くと、60年の人口は今より4000万人減少して約8700万人となり、65歳以上の高齢者が全人口の4割を占めるとの推計が出ています。