Q 人口減少でどういう問題が起きますか
A 働き手が減りモノやサービスを生産する力が落ちる上、国内でモノが売れなくなって経済が停滞し、国力低下が懸念されます。年金など社会保障制度の現状維持も難しくなります。今は現役世代2、3人で高齢者1人を支えている計算ですが、50年にはほぼ1人で高齢者1人を支えることになります。政府は今年6月、少子化と人口減少を克服して50年後に1億人程度の人口を維持するとの目標を掲げました。
Q 人口は都市部に偏っているのですか
A 地方から流出し、東京圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉各県)に日本の人口の3割近くが一極集中しています。13年の東京圏への転入者は転出者を9万6524人上回りました。特に若い人が進学や就職の際に都市部に転出しており、地方で働き口が少ないのが主な原因です。一方で東京都は、13年の出生率が1.13と全国最低で、晩婚化が進み、未婚率も高く、少子化が特に深刻です。さらに、東京圏も急速な高齢化を迎えつつあり、人口問題は日本全体が立ち向かうべき課題と言えます。