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拉致再調査 北「まだ初期段階」 報告先送り 不誠実な「遅延戦術」 日本は慌てず内容重視 (4/5ページ)

2014.9.20 08:00

政府の説明を聞くの飯塚繁雄代表(右)、横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族会のメンバー=2014年9月19日午後、東京都千代田区の内閣府(三尾郁恵撮影)

政府の説明を聞くの飯塚繁雄代表(右)、横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族会のメンバー=2014年9月19日午後、東京都千代田区の内閣府(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 拉致被害者らの再調査をめぐる経緯=2014年5月29日~9月19日
  • 拉致問題をめぐる経過=2002年9月~2014年7月
  • 拉致被害者、増元(ますもと)るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、家族会事務局長の照明さん=2014年5月30日、東京都千代田区(財満朝則撮影)
  • 政府が認定する安否不明の拉致被害者(「死亡」「未入国」は北朝鮮の発表・回答)。※拉致被害者の項目は、氏名、当時の年齢、北朝鮮発表の順
  • 5月28日、首都ストックホルムで行われた3日目の日朝外務省局長級協議を終え、記者団に囲まれる北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使。翌29日、北朝鮮はすべての拉致被害者の再調査を約束した=2014年、スウェーデン(ロイター)
  • 金正恩(キム・ジョンウン)氏と張成沢(チャン・ソンテク)氏の関係=2013年12月13日、※敬称略。写真は聯合ニュースなど
  • 北朝鮮・首都平壌市

 政府は、北朝鮮側から報告を先送りしてきた理由を聞いていないため、北京の大使館ルートで引き続き連絡を取り、真意を確認する。再調査の途中経過を把握するため、日朝の外務省局長級協議の開催を働きかけることも視野に入れる。

 報告が遅れた背景について、別の外務省幹部は「期待感が高まり過ぎると北朝鮮は引いてしまう。1年間かけてやろうとしているのに、1回目からそんなに結果は出せないだろう」と語り、北朝鮮が日本の世論の高まりに“二の足”を踏んでいるとの見方を示した。日朝関係筋によると、日本が再調査を最優先で求めている拉致被害者12人について、北朝鮮側が回答を渋っているのだという。

 一方、拉致問題に取り組む支援組織の関係者は、再調査を通じて見返りを求めている北朝鮮が、駆け引きを仕掛けているという見方を強めている。

 「水面下で北朝鮮が調査結果の一部報告の見返りに、日本の独自制裁の追加解除を求め、安倍政権がそれを拒否しているのではないかとみられる」。拉致被害者の支援組織「救う会」の西岡力(つとむ)会長はそう話す。

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