また、公私混同が指摘された資金管理団体の物品購入について、小渕氏は「公私は区別されている」と強調。地元名産のネギやこんにゃくの購入は「県外の方への贈答」で、ベビー用品なども「県外の方の出産祝いといった社交儀礼」などとし、「人脈を広げることは政治活動の経費と認められると思う」と釈明した。
これについて岩井教授は「社会通念や政治家の倫理上、個人で支払うべきだとされても仕方ない」と指摘している。
群馬県の市民団体は20日、政治資金規正法違反などの罪で小渕氏に対する告発状を東京地検に提出した。
また、東京地検は、松島みどり氏(58)が選挙区で「うちわ」を配布した問題で、民主党議員が提出した松島氏に対する公選法違反罪での告発状を受理。疑惑解明は司直の手に委ねられる。