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【女性2閣僚辞任】「理由分からない」 核心に言及せず (5/5ページ)

2014.10.21 09:15

 失望と同情

 「将来の首相候補として期待していたのに、ガッカリさせないでほしい」「まだまだ説明不足だ」…。

 党内には失望感が広がった。

 父親の小渕元首相は、中選挙区時代の旧群馬3区で福田赳夫(1905~95年)、中曽根康弘(96)両元首相に挟まれる形で「ビルの谷間のラーメン屋」と自らを評し、その庶民的なイメージから世論の好感を得ていた。それだけに、今回、2010、11年分の収支報告書で支持者向けの観劇会の収支が2642万円も食い違っていた事実は、父親のイメージとのギャップも印象づけた。

 小渕氏は会見で「私自身が分からないことが多すぎる。なんでこうなっているのかという疑念をもっている」と語ったが、党内には「小渕氏は若いし、将来に備えるには早めに身を引いてよかった」(幹部)とかばう声は少なくない。

 だが、閣僚を辞任したとはいえ、政治家としての説明責任はいまだ果たせていないのが現実だ。

 第三者を入れて調査を続ける意向を表明した小渕氏だが、いばらの道が続きそうだ。(村上智博/SANKEI EXPRESS

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