サポーターに挨拶するサッカーの中国代表イレブン。習近平指導部の反腐敗キャンペーンはスポーツ界にも及び、特にやり玉に挙げられているのが、低迷が続き、国民も不満を募らせているサッカーだ=2010年2月14日、東京都新宿区・国立競技場(吉沢良太撮影)【拡大】
中国では2012年2月、プロサッカーの八百長事件で収賄罪に問われた中国サッカー協会審判員委員会の張建強元主任に懲役12年の判決が言い渡された。その約4カ月後には、中国サッカー協会の南勇・元副会長に懲役10年6カ月と罰金20万元(約370万円)の1審判決が言い渡された。一連の事件に関与した複数の元中国代表選手にも、5年半~6年の懲役と50万元(約940万円)の罰金が科されるなど、一大スキャンダルに発展した。
それから2年-。浄化を誓った中国サッカー界の体質は、未だに変わっていないことが明らかになった。評論は「中国サッカーの数多の問題は管理部門だけが引き起こしているのではないが、職業化改革が不十分で徹底されていない。特に管理部門の責任放棄、職権乱用が、深い淵に進む主要原因を招いている」と断じた。
評論は「中国サッカーは必ず、法治の思考と法治の方式を運用し、改革を推進しなければならない。当面、急務なのは責任放棄、職権乱用の問題の解決だ」と訴え、法律と財産権を尊重するよう要求している。