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【メジャースカウトの春夏秋冬】田中投手 痛みと付き合い「伝家の宝刀」 大屋博行 (4/5ページ)

2014.11.10 10:00

【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)【拡大】

 スプリットの負担軽減

 私がかつて日本からブレーブスのマイナーに送り込んだ選手に、徳田将至元投手がいた。

 彼も肘を痛めた際、当初はリハビリ治療を選択した。彼によると、肘を休めたり、消炎剤の注射治療を行うとすぐに痛みがなくなるのだという。そのため、完治していないのに投球を再開してしまい、痛みがぶり返す繰り返しだったという。あくまで「薬で散らす」という側面があることは否定できない。

 田中投手はPRP注射を選び、投球練習を再開した。肘に負担の掛かりにくい新しい投球フォームにも着手しているようだ。新聞やテレビで見る限り、投球の際にテークバックを小さく、腕の振りをよりコンパクトにした、いわゆる「クイックアーム」という投法に近い。田中投手なりの問題意識が見て取れる。

けがとの闘いは避けられない

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