【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)【拡大】
田中投手が今後もメジャーで生き残るためには、スプリットを投げないというオプションは存在しない。結果を残せているのも、伝家の宝刀があってこそだ。痛みと付き合いつつ、将来的にはトミー・ジョン手術を受けることもあるかもしれない。手術を受けるにしても、日本よりもアメリカでは治療をできる医師も症例も格段に多い。田中投手ならヤンキースから一流の専属チームをつけてもらえるはずだ。
どんな選手であれ、けがとの闘いは避けられない。プロ野球選手にとって、いわば宿命といってもいい。超のつく一流選手になるには、乗り越えなければならない壁なのだ。(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当 大屋博行/SANKEI EXPRESS)
■おおや・ひろゆき 1965年10月生まれの48歳。大阪府出身。高校中退後に渡米し、アリゾナ州スコッツデール市立コロナド高校で投手としてプレー。コロナド高を卒業後に帰国し、プロ野球阪神で練習生、歯科技工士などを経て98年に米大リーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの国際スカウト駐日担当に就任。2000年からアトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当として日本国内の選手発掘に励む。