前回は選挙区で当選した枝野幸男(ゆきお)幹事長(50)も、今回は自民党前職を突き放すには至らず、接戦となっている。党の候補者を応援するため全国を飛び回らなければならない民主党の2トップが、無党派層が多い都市部を地盤とする「弱み」に苦しめられているといえそうだ。
前回衆院選で比例復活に甘んじた菅直人(かん・なおと)元首相(68)も自民党前職に差を付けられている。長妻昭(あきら)元厚生労働相(54)や川端達夫国対委員長(69)も自民党候補と接戦だ。安定した選挙戦を展開している民主党幹部級は、党最高顧問の野田佳彦前首相(57)や岡田克也代表代行(61)らにとどまっている。
無所属の時代から選挙区で当選してきた維新の党の江田憲司共同代表(58)も、接戦に追い詰められている。江田氏は「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退しており、選挙区で敗れれば落選となる。維新は、松野頼久国会議員団会長(54)も不利な戦いを強いられている。