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新たな系譜学をもとめて 躍進/痕跡/身体 伝統と先端の融合 根源を問う (3/5ページ)

2014.12.9 14:45

狂言師、野村萬斎(まんさい)さんと舞台演出を手がけたメディアアーティストの高谷史郎さんによるコラボレーションによって行われた「三番叟/エクリプス(日蝕)」=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(政川慎治さん撮影)

狂言師、野村萬斎(まんさい)さんと舞台演出を手がけたメディアアーティストの高谷史郎さんによるコラボレーションによって行われた「三番叟/エクリプス(日蝕)」=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(政川慎治さん撮影)【拡大】

  • チェルフィッチュの新作「4つの瑣末な_駅のあるある」。マイクの下に立つと「あるある話」が聞こえてくるが、そこから外れると身体だけが表現言語になる=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(田中幸美撮影)
  • エルネスト・ネト「人々は互いを横切る風である」(2014年)=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(田中幸美撮影)
  • イスラエル人振付家でテキスタイル・アーティスト、ノア・エシュコルの「窓辺のパレスチナの花瓶」(1999年)。工場や知人らから集めた布の端切れを、「一切手を加えない」をルールにコラージュ。単純な動作を一定のリズムで反復する、エシュコルのミニマルなダンスに通じる=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(田中幸美撮影)
  • ジュリー・メーレトゥ「ラウンド・シティ(ハトシェプスト)」(2013年)_KRAVIS_COLLECTION=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(田中幸美撮影)
  • 白髪一雄「弐(天巧星浪子)」(1962年、東京都現代美術館蔵)=2014年12月3日、東京都江東区の東京都現代美術館(田中幸美撮影)

 それにしても、能狂言の極限まで簡素化された動き、形式化された感情表現を見ると、そこに至るまでの先人らの試行錯誤を想像せずにはいられない。「先祖先達から伝わる『型』を代々受け継いでいるゆえに、『なぜこういう表現があるのだろう』と考えることがある。それにより、改めて自らの表現が問われ、自己の再認識ができる」。展示室に掲げられた、萬斎さんの言葉が興味深い。

 研ぎ澄まされた身体の動きとは逆に、私たちは普段、どんなふるまいをしているのだろう。それを客観視できる面白い作品がある。岡田利規さん主宰の演劇カンパニー、チェルフィッチュによる映像インスタレーション「4つの瑣末(さまつ)な 駅のあるある」。

 大きな4つのスクリーンに映し出される4人の若い男女。それぞれが何かを語りつつ、けだるげな動きをしている。スクリーンの前には、天井から釣り下げられた超指向性スピーカー。真下に立つと、眼前の人物の話が聞こえる。それは本当に瑣末なエピソード。リアルだけど、虚構。でも、こういう人、いるよね。日常のふるまいが巧みに様式化されている。

「知の源」を象徴する大蛇

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