12月11日、原油相場の1バレル当たり60ドル割れを材料に株売買の注文が飛び交うニューヨーク証券取引所。朝方発表された米消費関連の指標が好調だったことを好感してダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発したが、原油安の経済への悪影響が意識され、ダウは取引終了にかけて上昇幅を縮めた=2014年、米ニューヨーク(AP)【拡大】
燃料・光熱費 値下がり、値下げ
8日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットル当たり155円30銭で、1年5カ月ぶりの低水準になった。値下がりは21週連続で、7月中旬に比べ9%下がった。調査した石油情報センターは「ガソリン価格は来週も下がるだろう」と予想する。
冬場に需要が増える灯油(店頭)も18リットル当たり1800円と、直近の高値である8月中旬に比べ7%値下がりした。
電気やガス料金も、原油などの価格変化を料金に反映させているため、全国の電力10社と都市ガス大手4社は12月の料金を値下げする。電気料金を標準的な家庭でみると、前月比の下げ幅が最も大きいのは中部電力の15円で、東京電力の14円が続く。東京ガスは11円値下げする。
一方、日本航空は来年2月~3月の発券分で、燃料費に応じて国際線の運賃に上乗せする「燃油サーチャージ」を引き下げる。ハワイ行きの場合では、片道1万3500円が8500円に値下がりする。