米海軍は約10年前にレーザー兵器の開発に着手し、これまでに計4000万ドル(約47億6000万円)を投入。すでに破壊力が今回の3~5倍の兵器の開発も進めているという。
米国以外でも開発が進んでおり、英軍需企業MBDAのドイツ子会社は今年2月、出力40キロワットのレーザー兵器で上空2キロの無人機を撃墜することに成功。イスラエルの軍需企業ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムも2月に「アイアン・ビーム」と名付けたレーザー兵器を航空ショーで公開した。
クランダー局長は「パワフルでお手頃価格のレーザー兵器は将来の戦闘作戦で大きな役割を果たすだろう」と断言した。ゲーム感覚で撃ちまくり、戦争が勃発…。そんな事態にならないことを祈るばかりだ。(SANKEI EXPRESS)