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香港返還「中英宣言」30年 形骸化くっきり (4/4ページ)

2014.12.19 09:35

1984年12月19日、香港の主権返還を決めた「中英共同宣言」の調印文書を交換する中国の趙紫陽首相(右)と英国のマーガレット・サッチャー首相。趙首相の奥には当時の中国の最高実力者、●(=登におおざと、とう)小平氏の姿が見える=中国・首都北京市(AP)

1984年12月19日、香港の主権返還を決めた「中英共同宣言」の調印文書を交換する中国の趙紫陽首相(右)と英国のマーガレット・サッチャー首相。趙首相の奥には当時の中国の最高実力者、●(=登におおざと、とう)小平氏の姿が見える=中国・首都北京市(AP)【拡大】

  • 中国・香港

 だが、1つの国家に共産主義と民主主義の2つの社会を併存させる根本矛盾は実際、30年前に描いたシナリオ通りにはいかなかった。当時とは比べものにならない強大さを備えた中国の共産党政権が、東アジアの地政学的にみて、政治や経済のパワーによる現状変更が可能と考え始めている側面が大きい。

 一方、同じく「一国二制度」が適用されているマカオ。ポルトガルから1999年12月に返還されてから20日で15周年を迎える。中国は強大な経済パワーでカジノと観光業が中心のマカオを従属させている。習近平国家主席(61)は20日、マカオでの記念式典に参加する予定だ。近接する香港を横目で見ながら、「一国二制度」の“成功”を自画自賛することになりそうだ。

 英国をはじめとする国際社会が「一国二制度」の国際公約をどこまで中国に守らせることができるか。力を試されている。(上海 河崎真澄/SANKEI EXPRESS

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