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【RE-DESIGN ニッポン】素直でシンプルなオーガニックコットン (2/4ページ)

2014.12.19 10:45

オーガニックコットンで作られた赤ちゃん用のおくるみ「十月十日布」。コットンが種から綿糸になるまでの期間と妊娠期間が同じ十月十日ということから名付けられた(提供写真)

オーガニックコットンで作られた赤ちゃん用のおくるみ「十月十日布」。コットンが種から綿糸になるまでの期間と妊娠期間が同じ十月十日ということから名付けられた(提供写真)【拡大】

  • オーガニックコットンで作られたスリーピングベスト。特有の柔らかな肌触りが人気だ(提供写真)
  • 奈良県大和高田市の村上メリヤス
  • 工場で動き続ける昔ながらのメリヤス布の織機。ゆっくりとしか織れないため、生産量は限られる=2014年9月15日、奈良県大和高田市(提供写真)
  • 村上恭敏さんが育てるオーガニックコットン『ヤマトタカダノヒカリ』の畑。自宅の裏に広がっている=2014年9月15日、奈良県大和高田市(提供写真)
  • 白い花を咲かせるオーガニックコットンの花=2014年9月15日、奈良県大和高田市(提供写真)
  • 白い花を咲かせるオーガニックコットンの花が咲き終わり綿花となった状態=2014年9月15日、奈良県大和高田市(提供写真)

 こだわりの自家生産

 村上メリヤスは明治初期に創業し、肌着などを生産してきた会社であり、現在も家族経営でメリヤス生地や製品を作り続けている。

 メリヤス織自体は江戸時代に日本に伝来し、優れた伸縮性から武士の足袋などに用いられてきたという歴史があり、明治以降も肌着や靴下など伸縮性が必要な衣類などに活用されてきた。日本の綿花栽培は1930年代に世界一の生産量を誇ったが、次第に安価なアジア産や化学繊維などに押され、現在の統計上の国内自給率はゼロになっている。

 そんな統計には出てこないが、村上メリヤスでは、自宅兼工場の裏にある農場で綿花を栽培し、メリヤス生地や製品を作っている。農薬や化学肥料などを一切使わない「オーガニックコットン」である。雑草の駆除なども含め、生産過程をすべて自分たちで管理するため、現在の2反ほどの規模以上に生産量を増やすことは困難だという。自社農場から生産されるオーガニックコットンは、種子から村上さんたちが常に気を配り、丁寧に育て上げた製品なのだ。

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