人にも自然にも優しく
このオーガニックコットンから生み出されるストールやハンカチは、肌に触れてみるとすぐに分かる。肌触りが良い、というより肌になじむ柔らかさである。漂白剤なども一切使用されていないため色合いは乳白色だ。和紙でも同じことが言えるが、自然由来の白は本来、こうした色なのである。漂白されていないため、女性の肌はもちろん、赤ちゃんの肌にも非常に優しい。そのため、新生児の「おくるみ」としても人気なのだという。
村上さんは「人に優しいものづくりは、自然にとっても優しいものづくりであるはずです」と話す。目の届くところで丁寧に育てた素材で作られたものを身に着ける。村上さんのものづくりは、そんなシンプルでムダがなく、本来、人が大切にしてきたものだ。工業化された現在の社会ではすでに失われてしまったものづくりでもある。