チャウシェスク独裁政権崩壊のきっかけとなった軍のデモ銃撃事件から25年を迎えた12月17日、ルーマニア西部ティミショアラの墓地では、礼拝のために犠牲者の顔写真とろうそくが供えられた=2014年(AP)【拡大】
11月16日に行われた大統領選の決選投票でシビウ市長のクラウス・ヨハニス氏(55)がビクトル・ポンタ首相(42)を破って当選したことに触れ、「今回の選挙結果はルーマニア政治の根本的な変化を意味している。おそらく民主や法治、透明性(といった価値観)に向かう転換点となる」と分析した。
ヨハニス氏は経済改革や司法の独立、汚職対策など政界が抱えてきた旧弊の払拭を訴え、大方の予想を裏切る番狂わせを演じたのだ。
「東欧の虎」への期待
ルーマニア経済への期待も高まっている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は2013年の第4四半期においてルーマニアの国内総生産(GDP)成長率が前年同期比で5.2%に達したことを「驚くべき数字」と表現。
「輸出の伸びと好調な農業生産が成長を後押しした」と分析し、「“東欧の虎”と呼ぶのはやや時期尚早だが、好調な実績は楽観的な予測に根拠を与える」と称賛した。
13年の通年の成長率は3.5%とEU加盟国28カ国の中で2番目に高く、14年の第1四半期の成長率も最も高い3.8%を記録している。