【牧野直子の健康ごはん】
今年の連載も今日が「レシピ納め」(という言葉はないですが)ですね。今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。来年も手軽に作れる健康レシピをご紹介したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、年末年始は会食や外食が多く、食べ過ぎが続いたり、野菜不足になりがちではありませんか? 私たちの食生活で野菜が足りていない現状は、この連載でも常々ふれています。1日350グラム以上の野菜の摂取が推奨されていますが、平均は約290グラムで60グラムほど足りていません。これはちょうど野菜料理1品に相当します。
忙しく時間がない中で野菜を補うには、やはり工夫が必要です。まず、会食、外食でも鍋料理が中心だと比較的野菜は補いやすいので、店や料理を選ぶ際に意識してみましょう。自炊や家庭で工夫できることを挙げてみます。
まず、ゆでた野菜を冷蔵庫に常備しましょう。今回、炒め物に使ったブロッコリーもゆでてあれば、サワラと炒めるだけで、すぐに主菜で野菜を補えます。旬のブロッコリーや小松菜、ホウレンソウ、春菊はゆでて常備しておけばあえ物や炒め物、汁物などにすぐ使えて便利です。