つながり広げる効用
このほかにも、伝統的な磁器の技法を駆使して装飾的で繊細な作品を作り上げる青木克世さんや、板の上に色鉛筆で不思議な絵を描く古武家(こぶけ)賢太郎さん、銅版画をコラージュして夢のような世界を生み出す入江明日香さんら、全部で12人が才能あふれる作品を展示している。
今回のテーマは「造形の密度と純度」。展示している作品の大きな特徴としては「やはり、細かい手仕事をするのが日本人は得意のようで、その純度が高まっているように見える」(文化庁文化部芸術文化課の真住貴子・芸術文化調査官)という。
ただ、当然ながら、外国に行ってから日本伝統の技術を学ぶことはほとんどない。むしろ、海外で新たに身につけるのは「さまざまなアート関係者に出会って、自分の作品をプレゼンテーションする能力や、他人とのつながりを広げていくネットワーキング力が多い」(真住調査官)という。(原圭介/SANKEI EXPRESS)